
安田です☺
安田です☺
2025.05.25
こんにちは、安田です。
今月もまた先日行ってきた美術展の話です。
今回見てきたのは、
「フランスの巨匠たち:モネ、ルノワールからピカソ、マティスまで」
と、19~20世紀ごろに活躍してきた芸術家たちの作品展です。
※現在は会期終了しています。
印象派のモネやルノワールから、フォービズムのマティス、シャガール、
キュビズムのピカソに至るまで
様々な画風の作品たちを見ることが出来ました。
開催地が埼玉だったため、都内のように混んでて見えないという事はなく
じっくり各作品を眺める事が出来ました。
近年の子供の絵画人気もあってか、
子供に分かりやすい解説パネルが充実しており、
小学生の娘もふむふむと大人さながらに頷いていました。
実際の展示自体は、幅広い芸術家を扱っているのもあり
マティスのジャズや藤田の連作、シャガール以外は
各画家の絵は1、2点ずつ、といったところでした。
(若干タイトルに偽りというか過大広告感有り。笑
まあ一気見出来るという点は良かったかも。)
面白いのは、作品にまつわるエピソードが面白く、
持ち主のコレクション時のエピソードや
画家本人との交流エピソードなども明記してあり
画家をグッと身近に感じられるものもありました。
心に残った1作品を1人1点撮影可能との事だったので、
子供の分と合わせて2点撮影してきました。
私の一番インパクトに残ったのは、
モーリス・ユトリロの「パレット」です。
以前、マティスのパレットも見たことはあったのですが、
そちらは作品を生み出す過程という感じだったのに対し、
こちらはパレットに絵を施してあるため、完全な絵画でした。
油彩をこんもりと乗せているため、
少し立体的になっており、ユトリロの絵画への情熱を感じられる作品で
中々衝撃の一枚でした。
もう一枚は、今回の展示のキービジュアルにもなっている
オーギュスト・ルノワールの「泉のそばの少女」。
この作品は初めて実物を見たのですが、
比較的ぼんやりした輪郭が印象のルノワールの中では
結構輪郭がしっかりと書かれており、色のコントラストも記憶に残る絵でした。
水瓶に水を溜めている最中の気怠げな表情の少女の虚な目と
深い青味のある背景から感じられる憂い、
何を想っているのだろう、としばらく絵を眺めて考えておりました。
とまあ語り出すとまだ長くなりそうなので、この辺りにしておきます。
三菱東京美術館でオランジュリー美術館、オルセー美術館所蔵の
ルノワール×セザンヌ展が始まったのでそちらも早く行きたいです。
秋に国立西洋美術館で
オルセー美術館所蔵の印象派展もあるので、そちらもとても楽しみですね。